与えれば与えるほど与えられる。

与えれば与えるほど与えられます。
与えなければ与えられません。

奪えば奪われます。
奪えば奪うほど奪われます。

自分が与えたものが自分に返ってきます。

善を与えれば、善が。
悪を与えれば、悪が。

喜びを与えれば、喜びが。
苦しみを与えれば、苦しみが。

いずれにせよ、自分が他者に与えたものが、数学的正確さをもって、確実に自分に返って来るわけです。

愚かな人間は、
「自分のしたことは決して自分に返ってこないだろう」
と思って、他人に対して悪いことをするわけですが、そんなことは決してなく、確実に自分のしたことは自分に返ってくるわけです。

いわゆる、作用反作用の法則です。
仏教的にいうと、自業自得(じごうじとく)です。
「カルマの法則」ともいいます。

イエス・キリストも
「人は自分がまいた種は必ず自分が刈り取らなければならない」
といっています。

仏教では、この法則を「縁起の理法」ともいい、厖大な仏教思想の中でも、中心的な思想となっています。

すべて自分のやったことが自分に返ってくるという、
この法則には、ほんの少しの狂いもありません。

すべて自分がしたことが自分に返ってきている、つまり、自分の苦しみも喜びも成功も失敗も、すべて自分自身がつくり出しているのだと言えます。

ですから、人間は精一杯、良い原因をつくるように努力して、良い報いが自分にやってくるように努力するべきです。

その逆に、もちろん、いくらでも、悪いこともできますが、その報いは、すべて自分にやってきて、決して逃れることはできないのだ、ということを知らなければなりません。

すべての悪い思い、悪い言葉、悪い行いは自分に苦しみ、不幸となって、返ってきます。

その逆に、すべての良い思い、良い言葉、良い行いは、自分に喜び、幸せとなって、返ってきます。

ですから、私たちは良い思い、良い言葉、良い行いにつとめ、自分のできることで、精一杯、人や社会に尽くすように努力するべきでしょう。

また、自分が世に与えたものの10分の1が利益になって返ってくる、といわれています。

世の中で大きな収入を得ている人は、みな、例外なく、多くを、人々に、そして世の中に与え、還元している人ばかりです。

与える量がとてつもなく多いから、
また、自分もとてつもなく与えられる、ということです。

この逆が、人や社会に危害を加える悪党、犯罪者です。
彼らは徹底的に人から奪い取ります。

彼らは、決して、人に与えようとはしません。
彼らは決して人や社会の幸せや平和や繁栄を願うこともありません。
それどころか、彼らは人から奪って奪って奪いつくそうとします。

まさに、害虫のようなものです。 

害虫は蚊(か)でもハエでもゴキブリでも人間に害を加えるばかりで、決して人間に利益を与えることはありません。 

害虫は決して人間に喜びを与えたり、幸せを与えたりすることはありません。

とくに、蚊は人間様の大切な血液を
奪い取った挙句に、人間の肌を赤く腫(は)れさせ、とてつもないかゆみを与える、という不届き者です。

「血液を奪い取るのだったら、1万円ぐらい、置いていきなさい」
(・_・;)と言いたいぐらいのトンデモ野郎です。

こういうふうに、蚊は人間になんの利益も与えないどころか、人間の大切な血液を奪い取り、人間の皮膚をとてつもなくかゆくさせる、という苦痛を与える、という人間にとって、まさに”害虫”と呼ぶしかない存在であるわけです。

このように、”害虫”とは、“存在するだけで人間に忌み嫌われる存在”です。

だから、人間はこういう害虫を見つけると、すぐさま、殺虫剤を吹きかけて、殺してしまうわけです。

しかし、人間の場合、例え、相手が悪人であろうが、殺虫剤を吹きかけて、殺してしまうわけにはいきません。

もちろん、殺虫剤を吹きかけられるぐらいで、人間は死にはしないでしょうが。

ということで、悪人を耐え忍ばなければならない、という現実があります。

しかし、こちらにも正当防衛の権利があるので、彼らがこちらに危害を加えてくる場合、防衛する権利があります。場合によって、反撃するのは、当然のことでしょう。 

さて、そういう、他者に危害を加え、悪の限りを尽くし、人に危害を加えることを何よりも楽しみにしている悪人たちですが、その悪人たちの行く末は一体どうなるでしょうか。

それは、まさに、因果応報(いんがおうほう)。
悲惨な結果になることは目に見えています。

『天網恢恢(てんもうかいかい)、粗にして漏らさず』
(天の網はあらいけれども、決して悪人を逃すことはないという中国古代の賢人、老子の言葉)

ブッダの言葉

悪は悪自らの力によって滅びる

善因善果、悪因悪果(ぜんいんぜんか、あくいんあっか)
(よいことにはよいことが、悪いことには悪いことが返ってくる)

善因楽果、悪因苦果(ぜんいんらくか、あくいんくか)
(よいことをすれば楽が、悪いことをすれば苦がやってくる)

自因自果(じいんじか)
(自分のしたことは、善でも悪でも、すべて自分に返ってくる)

昔から、山賊とか海賊とか盗賊とか、悪党というのは、たくさんいた、というか、現代でもたくさんいるわけですが、彼らは、皆、悲惨な人生を歩み、悲惨な最後を遂げることが多いです。 

悪党が殺されることも、昔から、よくあったことです。
彼らは、 他人に対して、 自分が殺されても当然の悪いこと、ひどいことを数多くしているわけです。

まさに、お釈迦様が言ったように、
「悪は悪自らの力で滅びる」
ということですね。

イエス・キリストも
「剣をとるものは剣で滅びる」
といいました。

「悪事、千里を走る(あくじ、せんりをはしる)」
ともいいます。 

ですから、私たちは、
彼ら悪人たちを反面教師にして、
一切の悪事はなさず、精一杯、
人や社会に大いに与えて、
そして、その報いとして、
自分もまた大いに与えられる、
そんな人間になることを目指して
努力していきたいものです。 

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