返報性の原理

あなたは、だれかに何かしてもらったり、物をもらったりすると、何かお返しをしなくてはならないという気分になりませんか?

普通であれば、お返しをしなければならないという気分になります。

これが返報性の原理という心理学的な原理です。

この世界には鏡の法則、原因と結果の法則があるので、この返報性の原理が生まれるということです。

ビジネスでも、返報性の原理はよく使われています。

身近でよく見るのがスーパーの試食コーナーです。無料なのでつい食べてしまいますが、試食すると、「何かお返しを」という気持ちになります。その結果、試食した食品を買うことが多くなるのです。

マクドナルドでも、よく、無料コーヒーキャンペーンをやっています。コーヒーを無料で出すと、大赤字になるのではと思いますが、赤字になることはなく、それどころか、売上は上がっていったそうです。

これはどういうことかというと、コーヒーを無料でもらったけれど、お返しをしなくてはという心理が働くので、ハンバーガーとか、チーズバーガーやチキンナゲット、フライドポテトも注文しようということになるのです。

返報性の原理は、ネットビジネスの世界でもよく使われています。

例えば、無料で膨大な量の人の役に立つレポートや資料を配布したり、無料でいろいろなサポートやサービスなどを与えます。

すると、返報性の原理が働き、最終的に、有料の商品を買ってくれたり、様々な形で収入となって返ってくるというわけです。

このように、返報性の原理をビジネスに応用するには、初めに、無料のものやサービスをどんどん与えることです。そうすることで、後で、自分に収益となって返ってきます。

会社なら、無料お試しセットや無料サンプルを配ったり、有料のサービスを初回無料で提供するといいでしょう。

人は無料のサービスやものを受け取ると、返報性の原理により、お返しをしたくなるので、結果的には、有料商品を購入するので、売上が上がり、収益も上がるのです。

パナソニックは創業当初は、町のちっぽけな電気屋さんにすぎなかったのですが、創業者の松下幸之助さんが「ナショナルランプ」という電球を考案し、販売店に1万個を無料配布した後に、爆発的な売上が上がりました。

これなども返報性の原理により、ランプを無料でもらったので、お返しに何か買わなくてはならないという気持ちになったからです。

聖書の「与えよ。さらば与えられん」という言葉は、返報性の原理からいっても、その実際の効果が実証されている真理なのです。

あなたの会社が、まだ無料サンプルなどの無料配布をしていないのなら、赤字を恐れず、一度、無料サンプルを提供してみることです。

むろん、無料サンプルの質が悪ければ、効果はありません、というか、逆効果になってしまいます。

だから、無料サンプルだからと手を抜かず、有料級のものを提供することが大切です。というか、無料にこそ、力を入れ、最高の品質のものを提供するべきです。無料なのに、高品質のものを受け取った人は感動し、無料でこれだけすばらしいのだから、有料ならどんなにすばらしいだろうという期待がふくらみ、有料商品でも喜んで購入してくれることでしょう。

タイトルとURLをコピーしました